−レッツ☆ウォー− 


しまうま☆戦争(2006.12.9)

 昨日は、そう。双葉の横で動物番組を見ていた。ライオンとシマウマが弱肉強食の世界を双葉に見せ付ける。そして、奴は真横からシマウマを応援しては食べられる運命にある彼等を嘆く。
 画面がトラの親子に変わった時、双葉はいじっていた俺の髪から手を放し呟いた。ちなみに、何故こんなサファリでちょっぴり甘い雰囲気なのかというと、宿題という難敵に勝つため双葉邸にお邪魔し、イケナイことだが写させてもらっているから……だ。
 双葉の悪戯に俺は文句の一つも言えない。三つ編みにされようがヘアピンなんてもん付けられようが、写すのに精一杯なのにサファリ系の話を振られようが。楽をさせて頂いているので、俺は大人しくしている。
「ねぇ、シマウマから縞がなくなったらただの馬ね? トラから縞がなくなったら……どうなるのかしら?」
 短っい三つ編みから自分の長い三つ編みに手を移し、美少女双葉は首を傾げる。
「きっと、デカイ野良猫だよ」
 ……忙しいから適当に返してしまったが、通常の人間ならどう返しただろうか。そもそも、どうしてこんなことを考えるんだ? トラの縞なしって?

☆ 本日の試合結果。(きっと)しまうま勝利。


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